有酸素運動で呼吸をトレーニングして過呼吸を抑制する
「もっと早くに、パーソナルトレーニングを知りたかった」
よく言われる言葉なのですが、私自身もできればトレーナーとしてではなく、競技者だった学生時代に知りたかったと感じることがあります。
身体の緊張が強いクライアントに、1分間でどれだけ呼吸をしてるかを数えてもらいました。
吸って吐いてで1回。
これを計測してもらうのです。
あなたもやってみてください。
・・・・・。
何回でした?
そのクライアントは、1分間で何と16回も呼吸をしていたのです。
多すぎです。
これは喘息の方の呼吸です。
通常は、4~6回が正常とされています。
6~10回だと、ちょっと多いかなくらい。
10回を超えると過呼吸気味になり、15回を超えると喘息気味となります。
ストレス過多な生活をしてると、過呼吸になります。
無理にテンションをあげ自分のキャパを超えると、オーバーヒートして過呼吸やうつになるのです。
これは、芸能人に多いと言います。
普段は物静かなのに、カメラが回るとスイッチが入ったようにハイテンションになる。
仕事とは言え、うつを抱える芸能人は少なくないと言います。
呼吸はメンタル面を反映しやすいのですが、もう1つ目からくる原因もあります。
呼吸筋である横隔膜には、延髄から出ている迷走神経というのがあります。
パソコンやスマホの見過ぎで目が疲れると、視神経から延髄へ、延髄から迷走神経を通り、横隔膜に反応して過呼吸になります。
その証拠に、迷走神経にストレス波動が溜まってる方が多く、コンディショニングの最後に必ず調整をしています。
過呼吸への対処法ですが、エアハンガードリルと言うのを行っています。
要は呼吸の数を減らすのです。
例えば、片方の鼻をふさいで呼吸をしたり、手で口と鼻をふさいで呼吸をするなど。
おすすめは有酸素運動をすること。
ウォーキングなどの負荷の軽い運動でかまいません。
身体を動かすことが重要で、身体に溜まった二酸化炭素を排出してくれます。
最も効果的な呼吸法は、有酸素運動と言っても過言ではありません。
ちなみに、ジムにあるトレドミルはおすすめしません。
景色が流れていかないので、筋緊張の原因になるからです。
備え付けのテレビを観ながらもおすすめできません。
と言うことで、困ったときは外をウォーキングをしましょう。