腰痛改善のパーソナルトレーニング事例
先ほどのクライアント様が行ったパーソナルトレーニングをご紹介します。
腰痛改善はケースバイケースなので、決まったメニューがあるわけではなく、個々で改善法が異なります。
なので1つの事例として、参考にしていただければと思います。
呼吸で体幹トレーニング
原因を探っているときに、呼吸するときの肋骨の動きに左右差がありました。
筋肉や骨格は左右対称ですが、横隔膜や内臓は左右非対称です。
右の肋骨には、肝臓があります。
肝臓は1.2キロ~1.5キロ。
対して左の肋骨には、胃が上にありますが何もなく空洞になっています。
また、呼吸筋である横隔膜も左右で厚さが違い、右の方が左の3.5倍あるとされています。
横隔膜も筋肉ですから、原因があれば筋トレが必要です。
肋骨が開いたまま固まりなかなか動かない状態だったので、少しずつ固まりをほぐすところから始めました。
呼吸が浅いと腰の負担になる
呼吸が浅いと反り腰になってしまう。
正しく呼吸ができないことへの代償動作です。
ほとんどの場合、この代償動作に本人が気づくことはありません。
間違った動作をすることで、カラダにわずかな負担がかかる。
それを1日に何回も繰り返すことで、微細損傷がやがて慢性的な痛みをともなうのです。
痛みを減らしていく
呼吸を含め正しい身体操作を覚えることで、少しずつ痛みを減らしていきます。
今日は10痛かったけど、パーソナルトレーニング後は半分の5までになった。
と言う具合に。
最近では即効性のある効果を求めなくなりました。
と言うのも、仮に10あった腰痛が0になっても、腰痛の原因までは対処し切れてないからです。
再発を予防できるだけでの可動性や安定性はあるのか?
コレが重要だと考えているからです。
こうしたカラダのケアは、継続していくことで再発防止につながる。
病院などで運動をすすめられる方は、このような理由があるのです。
腰痛改善のパーソナルトレーニングで得られる効果
単一の筋肉をトレーニングするのではなく、身体のつながりを強化します。
キネマティックチェーンと言って、身体の構造は鎖に例えられます。
1つの筋肉だけで、身体が動くわけではない。
つながりが切れてしまった鎖を修正して、1つの鎖になるようにトレーニングをしていきます。
イメージとしてはがっつりとした筋トレと言うよりも、動きの再学習をするための負荷の軽いトレーニングとなります。
腰痛改善の体験談
このやり方で、腰痛改善できた方からの体験談です。
「疲労が溜まっても腰痛にならなくなりました。」
お客様から感想をいただきました。
最近、主人が『腰が痛い』って言わなくなったんです。以前は、疲労が溜まると腰が痛くなって、1時間以上かけて整体院に通ってたのに。先生が週に1回出張してくださるおかげです。
ジムでは、このようなコンディショニングを出張サービスもしています。
時間がない、通うのが大変という方におすすめです。