運動が苦手な人でもコーチングや意識づけで運動は得意になる
パーソナルトレーニングでは、指導方法としてアートオブコーチングを意識しています。
アートオブコーチングとは、文字通りコーチングの芸術。
教え方1つで、劇的に動きが変わります。
運動が苦手な人でも、運動を楽しく感じることができる。
ポイントは、意識をどこに向けるのか?
方法は2つ。
・インターナルフォーカス(身体の内側)
・エクスターナルフォーカス(身体の外側)
ざっくり言うと意識を向ける方向を、身体の内側か外側かで動きに大きな差が出てくるのです。
参考にしてるのが、ガブリエル・ウルフ著の注意と運動学習。
その中で、「どれだけ上手に運動できるかの大部分は、注意を何に向けるかに依存している。」としています。
つまりどこに意識を向けるかで、運動効果が大きく変わります。
この記事では、普段運動が苦手な方向けに指導すること多い私が、指導中に意識してることについて書いていきます。
伝わるように伝えること。
教え方や意識の向け方で、運動学習に大きな差が出てきます。
コーチングは運動指導が発祥らしいですが、皮肉なことに運動指導者が最も苦手としている分野とも言われています。
指導によって動きが変わることはエビデンスで証明されていますし、私もパーソナルトレーニングの中で何度も実感しています。
利き腕や利き脚があるように、覚え方にも利き感覚があります。
そこで、コーチングで意識していることが3つ。
・視覚
・聴覚
・感覚
では順番に紹介していきます。
昔風な言い方をすると、見て覚えるやり方。
目で見たことを頭で理解して、動きにフィードバックさせること。
一部のアスリートを除いて、このやり方ではほとんど学習することは難しいです。
言語化して説明する方法です。
頭で理解する方法なので、これだけでも学習するには時間がかかります。
運動学習の大半はこれ。
立つ・座る・歩く・呼吸と言った日常動作を、子供の時に学んだでしょうか?
おそらく、無意識にやってることがほとんどではないでしょうか?
物心がついていない赤ちゃんですら、ハイハイや寝返りをすることができます。
このように運動は感覚で覚えるようにプログラミングされていて、感覚を補完するために言語化や見本を見るなどするのです。
3つすべて大事なのですが、最終的には感覚に落とし込むことで、運動学習は促進されていくのです。
伝わるように伝える。
個々の感覚に訴えるような言葉選びを意識しています。
バスケットボールのフリースローの研究で、
・手首の動きを意識した場合
・ゴールを意識した場合
での成功率を比べた実験では、ゴールを意識した方が成功率が高かったそうです。
このように意識の向け方で運動学習やパフォーマンスに差が出ることは、様々な研究で明らかになっています。
写真は、スクワットのフォーム修正をしているところ。
チューブに意識を向けることで、バランスを取りながら正しいフォームを見つけやすくしています。
ボールの転がりを利用して、必要な動きを引き出します。
意識を向けるのは、骨盤ではなくボール。
同じ動きでも骨盤を動かすのは難しく感じますが、ボールを転がすのはさほど難しくはありません。
器具を使う理由の1つが、意識を身体の外側へ向けさせるためでもあります。
棒に意識を向けることで、正しい姿勢を意識しやすくしています。
目標物を定めることで、動きを誘導するなど。
感覚にフィードバックを与えるような、意識の向け方をすると動きは劇的に変わります。
できない動きができるようになったり、痛みのある動きが減るなどします。
1つのやり方で難しいようなら、別のやり方で感覚にフィードバックさせます。
人によって向けやすい意識と向けにくい意識があるので、1つのやり方に固執せずバリエーション豊富に指導しています。
どこに意識を向けるかで、運動学習は変わります。
トレーナーとして心がけているのは、指導1つで動きを変えること。
適切な言葉がけで、運動効果が大きく変わります。
フィードバックをもらえることも、パーソナルトレーニングのメリットだと考えています。
小泉智明公式ホームページ
https://ikebukurodiet.jp/
小泉智明公式Twitter
https://twitter.com/IkaomotImuziok
アートオブコーチングとは、文字通りコーチングの芸術。
教え方1つで、劇的に動きが変わります。
運動が苦手な人でも、運動を楽しく感じることができる。
ポイントは、意識をどこに向けるのか?
方法は2つ。
・インターナルフォーカス(身体の内側)
・エクスターナルフォーカス(身体の外側)
ざっくり言うと意識を向ける方向を、身体の内側か外側かで動きに大きな差が出てくるのです。
参考にしてるのが、ガブリエル・ウルフ著の注意と運動学習。
その中で、「どれだけ上手に運動できるかの大部分は、注意を何に向けるかに依存している。」としています。
つまりどこに意識を向けるかで、運動効果が大きく変わります。
この記事では、普段運動が苦手な方向けに指導すること多い私が、指導中に意識してることについて書いていきます。
アートオブコーチングとは
伝わるように伝えること。
教え方や意識の向け方で、運動学習に大きな差が出てきます。
コーチングは運動指導が発祥らしいですが、皮肉なことに運動指導者が最も苦手としている分野とも言われています。
指導によって動きが変わることはエビデンスで証明されていますし、私もパーソナルトレーニングの中で何度も実感しています。
利き腕や利き脚があるように、覚え方にも利き感覚があります。
そこで、コーチングで意識していることが3つ。
・視覚
・聴覚
・感覚
では順番に紹介していきます。
【視覚】見本を見せる
昔風な言い方をすると、見て覚えるやり方。
目で見たことを頭で理解して、動きにフィードバックさせること。
一部のアスリートを除いて、このやり方ではほとんど学習することは難しいです。
【聴覚】理論的に説明する
言語化して説明する方法です。
頭で理解する方法なので、これだけでも学習するには時間がかかります。
【感覚】やりながら覚える
運動学習の大半はこれ。
立つ・座る・歩く・呼吸と言った日常動作を、子供の時に学んだでしょうか?
おそらく、無意識にやってることがほとんどではないでしょうか?
物心がついていない赤ちゃんですら、ハイハイや寝返りをすることができます。
このように運動は感覚で覚えるようにプログラミングされていて、感覚を補完するために言語化や見本を見るなどするのです。
3つすべて大事なのですが、最終的には感覚に落とし込むことで、運動学習は促進されていくのです。
コーチングで意識してること
伝わるように伝える。
個々の感覚に訴えるような言葉選びを意識しています。
バスケットボールのフリースローの研究で、
・手首の動きを意識した場合
・ゴールを意識した場合
での成功率を比べた実験では、ゴールを意識した方が成功率が高かったそうです。
このように意識の向け方で運動学習やパフォーマンスに差が出ることは、様々な研究で明らかになっています。
意識づけだけでどこまで動きは変わる?
写真は、スクワットのフォーム修正をしているところ。
チューブに意識を向けることで、バランスを取りながら正しいフォームを見つけやすくしています。
ボールの転がりを利用して、必要な動きを引き出します。
意識を向けるのは、骨盤ではなくボール。
同じ動きでも骨盤を動かすのは難しく感じますが、ボールを転がすのはさほど難しくはありません。
器具を使う理由の1つが、意識を身体の外側へ向けさせるためでもあります。
棒に意識を向けることで、正しい姿勢を意識しやすくしています。
目標物を定めることで、動きを誘導するなど。
感覚にフィードバックを与えるような、意識の向け方をすると動きは劇的に変わります。
できない動きができるようになったり、痛みのある動きが減るなどします。
もしも感覚が鈍い場合は
1つのやり方で難しいようなら、別のやり方で感覚にフィードバックさせます。
人によって向けやすい意識と向けにくい意識があるので、1つのやり方に固執せずバリエーション豊富に指導しています。
まとめ
どこに意識を向けるかで、運動学習は変わります。
トレーナーとして心がけているのは、指導1つで動きを変えること。
適切な言葉がけで、運動効果が大きく変わります。
フィードバックをもらえることも、パーソナルトレーニングのメリットだと考えています。
小泉智明公式ホームページ
https://ikebukurodiet.jp/
小泉智明公式Twitter
https://twitter.com/IkaomotImuziok