整体に特化した痛くない運動指導
マッスルインバランスでは、緊張した筋をリラクゼーションやストレッチすることにより、筋の粘弾特性を改善させるとともに、緊張や短縮した筋と関連がある筋の抑制や筋力低下を改善することが重要である。(赤坂 2007)
図の真ん中が関節で、両サイドが筋肉。
筋肉のアンバランスがあると、関節も傾いてしまう。
・タイト⇔ルーズ
・ロング⇔ショート
・ストロング⇔ウィークネス
それをストレッチや筋トレでバランスを取るのです。
整体と代償動作
代償動作(代償運動)とは、本来の動作や運動を行うのに必要な機能以外の機能で補って動作や運動を行うことです。
代償動作とは、ごまかし動作のこと。
整体の1番の欠点は、代償動作に対処できないこと。
どんなに高度な技でも、ヒトの動きまでは変えられない。
なぜなら・・・
身体は一番抵抗の低い方法で動作を生み出す。
しかし、「低抵抗=質の良い動き」とは限らない。
質の良い動作を教えるのであれば、エクササイズは必ず必須となるのです。
整体エクササイズの例
まずはこちらをご覧ください。
キャット&ドッグというエクササイズ。
屈曲・伸展の往復運動です。
運動パターンを改善
人は個別に運動パターンを持っている(Shirley Sahrmann)
姿勢は、往復運動の中間地点を取る。
背骨を曲げる動きが得意な人は、猫背になりやすい。
動きがぎこちないと、ぎこちない中間地点が普段の骨盤の位置になります。
このように骨盤がゆがむ原因が、こうした運動パターンにあるのです。
残念なことに整体や骨盤ベルトをしても、骨盤矯正できても運動パターンは変わらない。
拙悪なムーブメントは身体のどこにでも存在するが、拙悪なムーブメントパターンは脳にのみ存在する(Gray Cook)
動きのパターンは脳が認識しているから。
これを改善するには、トレーニングするしかありません。
まとめると、整体は歪みの原因になる「動き」を改善すること。
動きを改善するなら、エクササイズしかありません。
いくらゴッドハンドや国家資格を謳っても、手技ベースで動きが変わることはないからです。
そのためには、個々のゆがみに特化した対処が必要。
運動して身体を良い状態にしたい方や、運動不足が気になるなら、この記事で紹介したようなやり方を取り入れてはいかがでしょうか?
それ以外にも、いろいろな整体院に通いましたが、思うような結果を得ることができませんでした。
結局、今自分が指導している、コンディショニングをベースに改善をしました。
そもそも、あなたの悩みは、骨盤矯正でしか改善しないのでしょうか?
どこの整体院がいいのか?というだけでなく、どんな改善方法があるのかもご提案しています。
ちなみに、私のジムに通うほとんどのお客様は、整体や骨盤矯正に行かなくなったと言います。
あなたの悩みの解決にお役に立ちますように。